屋根塗装

屋根塗装の施工手順とは?工程ごとに解説

屋根塗装工事は、ただ塗料を塗って完了ではありません。
工事完了までには塗装以外にも様々な工程があります。
ここでは、屋根塗装にまつわる施工手順を工程ごとに解説していきます。

屋根塗装の工事手順とは

①足場設置

屋根塗装の場合でも、必要に応じて足場の設置を行います。
一般的な大きさの住宅の場合、足場設置で半日ほど掛かります。

②高圧洗浄

塗装を行う前には必ず高圧洗浄を行います。
専用の高圧洗浄機で、14.7MPa(メガパスカル)という非常に強力な圧をかけながら洗浄を行います。
作業は半日ほどで完了しますが、汚れが酷い場合などは1日作業となることがあります。
また、一般的には水道水を利用して作業を行うのですが、汚れやカビが酷い場合などには専用の洗浄剤を使用することもあります。

③下塗り

塗装工事の仕上げを大きく左右するのが下塗り工程です。
屋根材と塗料の密着性を高めたり、屋根材に塗料が吸い込まれるのを防ぐという効果を与えていきます。
また、塗装部が金属であれば錆止め材を塗布するなど、適材適所の下塗りがあります。
下塗りの塗り忘れや塗りムラがあると、施工後にすぐに塗膜が剝がれたり、クラックが発生するという不具合に繋がります。

④中塗り~上塗り

下塗りがしっかりと乾燥した後、中塗り、上塗りと塗料を塗って仕上げを行っていきます。
中塗り、上塗りには「外観の美しさを保つ」「防汚性、防水性の効力」「外壁材を紫外線から守る」「艶を出す」といった目的があり、塗装の仕上げとなる非常に大切な工程です。

⑤縁切り

塗装後には毛細管現象を防ぐための縁切り作業を行います。

⑥完了点検、足場解体

塗装工事が完了すると、現場管理者により完工確認を行います。
そこで塗り忘れ、塗りムラなどが無いかチェックを行い、問題が無ければ足場を解体していきます。

工事完了確認は立ち会うことがおすすめ

作業完了後のチェックには立ち会うことをおすすめします。
塗装の仕上がりの判断が難しいかもしれませんが、屋根の傷や、付帯物の傷、飛散した塗料などが無いかなどのチェックは立ち会いながら行うことで、作業後のトラブル発展を防ぐポイントとなります。

まとめ

塗装工事は正確な手順で行わなければ、その効果を最大限に発揮することが出来ません。
確実な作業工程で勧めてくれる業者に依頼し、トラブルなく気持ちの良いメンテナスを行いましょう。