屋根足場

屋根足場とは?その必要性について

屋根塗装をしたりリフォームをしている住宅には足場が設置されているのを見たことがある方もいるでしょう。

特に屋根の部分に設置されている足場は、非常に重要な役割があると言われています。

実際に屋根足場がなければ工事はできないものなのか、疑問に感じている方もいるかもしれません。

そこで、屋根足場はどうして必要なのかという点について解説していきます。

屋根足場とは何か?

屋根足場と言うのは、屋根の工事の中でも塗装工事を行う際によく使用される足場のことです。

特に急勾配の屋根に設置されていることが多く、外壁などにかける足場とは異なり鉄パイプのような見た目の管を屋根と平行になる形で設置します。

一見すると骨組みのようにも見えますが、施工をする作業員はこの管に足を引っかけるような形で作業を行います。

通常の足場と異なることから屋根足場と呼ばれ、明確に区別されていることから費用も別途かかります。

屋根足場がなくても工事はできる?

屋根塗装を行う際によく見られる屋根足場ですが、見積りなどを確認するとかなり高い部類に入ることが分かります。

通常の足場だけで済むなだらかな屋根の場合と比べて、急勾配の屋根になると別に屋根足場が設置されています。

そのため作業員が普通に歩くことができるような屋根であれば、屋根足場は設置しなくても大丈夫というケースもあるのです。

屋根足場はあくまで急勾配の屋根が対象になります。

屋根足場の必要性

屋根足場は施工を行う作業員の安全確保のためにも必要です。

仮に急勾配の屋根に足場を設置せず作業をして、もし転落をすなどの事故があれば作業がストップするだけでなく、住人にも迷惑がかかります。

また十分な作業が行えなければ、再度工事が必要になるかもしれません。

結局は工賃が余計にかかることにもなります。

さらにある一定以上の高さの工事には法律的にも足場が必要と定められているため、必ず設置をする義務があります。

高い場所で行う作業のため、万が一のことも考えるだけでなく施工不良などを防ぐためにも屋根足場は必要なのです。

まとめ

屋根足場は高い場所で作業を行うためには必須とされています。

危険な工事になりますので当然と言えば当然ですが、それと並行して塗装などの工事で完全な状態に仕上げるためにもしっかりした足場が必要になるのです。

もし屋根塗装などで見積りを頼んだ業者が足場を設置せず安く済ませられると説明を受けても、しっかり判断した方がいいでしょう。

安く済むからと言う理由で品質を落とせば意味がありませんので、業者選びは気を付けましょう。

水洗い

屋根塗装でバイオ洗浄は効果がある?

屋根は私たちの家を守る上で、なくてはならない存在で??す。

直射日光にさらされ、雨風から家を守ってくれています。

しかし、屋根は日頃からチェックのできない箇所です。

気がつかないうちに経年劣化を起こしているのです。

長く状態を保つためには、定期的にしっかりとメンテナンスを行いましょう。

屋根塗装のメンテナンス方法

屋根の素材には、瓦葺きのものやスレート屋根など様々なものがあります。

それぞれにメンテナンス方法が異なりますが、スレート屋根では屋根塗装を行い、紫外線などから保護し、また防水効果を高めるというメンテナンスを行います。

スレートはセメント素材のため、スレート自体には防水性がないので、塗装が古くなってしまうと雨漏りの原因となってしまいます。

塗装を定期的に行うことで、スレート屋根は30年から50年保つことができると言われているので、屋根塗装は重要であるということがわかります。

屋根塗装の工程

スレート屋根の塗装と言っても、ただ単に塗装材を塗っているわけではありません。

様々な工程があり、その工程をしっかりと行っていないと効果がしっかりと発揮できないのです。

スレート屋根塗装では、洗浄を行い、下地処理を行い、下塗り、中塗り、上塗りといった工程を踏みます。

スレートには汚れや苔、カビが生えているので、それらをきれいに落とす必要があるのです。

洗浄方法には高圧洗浄とバイオ洗浄があるので、必要な洗浄方法を用いましょう。

バイオ洗浄とは

バイオ洗浄は、バイオ洗浄剤という薬品を用いて洗浄を行います。

スレート材に付着している汚れのうち、特にカビや苔といった生物系の汚れに効果を発揮します。

カビや苔は洗い残しがあると再び増殖することが懸念されますが、バイオ洗浄であれば、しっかりと洗浄剤が浸透するため洗い残しを最低限にできます。

高圧洗浄の水圧がないため、屋根材や目地への負担が少なくて済みます。

塗料の密着も高めてくれるという効果もあります。

湿気の多い地域やカビや苔が生えている場合には、バイオ洗浄は効果的と言えるでしょう。

まとめ

屋根を少しでも長く良い状態で保つために不可欠なのが、屋根のメンテナンスです。

悩みでもあったカビや苔も、このバイオ洗浄で解決できます。

しかし、必要のない場合もあるので、屋根の現況写真などをしっかりと確認した上で検討することが大切です。

費用もかかるので、高圧洗浄のみでいけるのかバイオ洗浄を行うのかを選択すると良いでしょう。

屋根

屋根塗装と一緒に棟板金は交換した方が良い?

屋根の修理は、家を建ててから何度も遭遇するものではありません。

そのため知識も少なく、どのようなことをするのかもわからないという方がほとんどです。

屋根塗装、修理とは何なのか、棟板金も一緒に交換した方が良いのか、これらについて紹介していきます。

棟板金とは

棟板金という単語、初めて聞いた方もいるのではないでしょうか。

そもそも棟板金とはどこのことを指しているのかですが、これはスレート屋根や金属屋根の頂点にある板金のことです。

重なり部分から雨水の侵入を防ぐキャップのようなものです。

家の頂点にあり、直射日光や風雨に常にさらされ、経年劣化も起こしやすいパーツと言えるでしょう。

棟板金の注意点

棟板金は釘で固定されているのですが、この釘が7~10年で抜けてしまいます。

原因は「熱膨張」にあります。

屋根材の金属が熱で温められて膨張を起こし、気温が下がると収縮することにより起きる現象です。

どの家にも必ず起こる現象なのですが、特に直射日光が当たるなど、日当たりのいい家では定期的に専門業者にチェックをしてもらう必要があります。

この釘が抜けてしまうと後々に建物に大きな劣化を引き起こすだけでなく、台風などの際に大きな被害を起こします。

屋根塗装の際に棟板金も交換した方が良いのか

基本的に屋根と棟板金は同じタイミングで施工しています。

そのため、同じタイミングでメンテナンスを行うと良いでしょう。

屋根塗装だけを行い、棟板金がそのままではトラブルをしっかりと回避したとは言いにくく、結果として建物内部への雨水の侵入などといったトラブルを起こす可能性があります。

下から確認のできない屋根は専門業者に依頼するので、同時に行う方が費用も抑えられます。

台風などで屋根が破損した場合には、棟板金もチェックしてもらいましょう。

この場合は保険が適用されることがあるので確認が必要です。

まとめ

外壁などは日常的にも目にすることが多いので劣化箇所なども認識しやすく、また自分でもメンテナンスを行うことができるのですが、屋根となると一気にハードルが上がります。

素人で行うのは危険が伴うのでおすすめできませんが、メンテナンスを怠ると家の重大な劣化につながってしまうので、定期的に専門業者でのチェックを行い、早めに処置を行うようにしましょう。

一気に行うと費用もかかりますが、結果としてその方が予算を抑えることができるので、しっかりと計画を立てて行うと良いでしょう。

パミール屋根

塗装できないニチハのパミール屋根とは?

どんな家にも「屋根」はあります。

屋根は見慣れた光景です。

屋根を見ると、国や地域性を感じ取れる文化的なものでもあります。

そんな屋根には様々な形状のものや材質のものがありますので、そんな屋根材について紹介していきます。

ニチハのパミール屋根とは

パミールとは、かつてアスベスト素材が健康を害するということから規制が行われ、そこでアスベストを含まない建材としてニチハが製造していた屋根材です。

外見はカラーベスト屋根と同じような形状のものなのですが、実はこのパミール屋根は塗装ができないという大きな特徴があるのです。

パミール屋根の注意点

発売されていた時期は1996年から2008年で、今メンテナンスの時期にさしかかってきているのですが、パミール屋根とカラーベストを誤認識してしまうと大変なことになってしまいます。

一般的なカラーベストであれば、10年程度で塗装を行い表面を保護していくのですが、このパミール材は塗装によって延命できない素材です。

パミール材は経年劣化によって層間隔離が生じ、パイのようになります。

このため塗装をしても意味をなさず、高圧洗浄によって破壊されてしまう恐れもあります。

使用されている釘の品質により、サビが生じてパミール材にズレが生じているケースもあるので、早めのメンテナンスが必要です。

パミール屋根のメンテナンス方法

パミール材は、どのようにしてメンテナンスを行えば良いのでしょうか。

塗装が適さないパミール材のメンテナンスとしては、屋根の吹き替えかカバー工法が用いられます。

吹き替えは、パミールを撤去して新たな素材で屋根をふき直す工法です。

素材はカラーベストやガルバリウム、瓦と様々ですが、瓦は建築基準法によって施工できない場合もあります。

この場合、撤去費用や吹き替え費用、処分費用などコストがかなりかかってしまいます。

カバー工法は、パミール材をそのままの状態で、その上にガルバリウムや板金をかぶせて保護するという工法です。

パミール材の撤去費用や処分費用分コスト削減となります。

しかし、パミールの状態のよってはカバー工法ができない場合もあるので、早めの対応が必須です。

まとめ

一見区別のつかない屋根材ですが、適切なメンテナンスを行わないと後々大変なことになります。
屋根は常にチェックできないので、いつの間にか雨水などが侵入し、家本体に深刻な不ダメージを与えてしまうこともなきにしも非ずです。

トラブル

屋根塗装で起こりうるトラブルとは?

トラブルは誰しもが避けたいところです。

しかし、家のリフォームによって裁判まで発展しているケースは、年々増加傾向にあります。

悪徳業者によるものもありますが、両者の見解の相違、施工業者の技術不足などが要因で、トラブルに発展してしまいます。

このようなトラブルをできる限り回避するためには施主側も十分な知識を持ち、事前のミーティングなどをしっかりと行うことが大切です。

屋根塗装で起きるトラブル

トラブルと言えるのは、何と言っても「雨漏り」です。

多くの方が「屋根塗装」を行う目的として雨漏りの予防・防止のために行いますが、屋根塗装を行ったことにより、「雨漏り」が発生するケースが多く見られます。

雨漏りは建物にとって非常に深刻な問題で、室内でシミや水が侵入してきた際には、すでに屋根裏などに大量に水が侵入していることが多いのです。

屋根裏などで保持しきれなくなった雨水が溢れ出し室内に入ってくるので、雨漏りに気がついたときには柱や梁の侵食、カビ、シロアリなどの複合的な問題が生じているというケースも少なくありません。

屋根の塗り替えによる雨漏りで、室内にまで不具合が生じてしまうなど問題が大きくなってしまいます。

トラブルの原因

トラブルの要因には、一体どのようなものがあるのかですが、一段大切なのは業者選びです。

しっかりとした信頼できる業者を選ぶのはもちろん、屋根塗装は専門性の高い施工のため、屋根塗装に関してのしっかりとした知識を有した業者に依頼することが大切です。

たとえ信頼できる業者であったとしても、専門業者でなかったために知識不足によって引き起こされるトラブルが多いのも事実です。

外壁塗装では問題なかったので屋根塗装も依頼したら雨漏りが起こった、というケースもあります。

これは屋根塗装はただ面を塗料で塗れば良いというだけではない、ということを把握していなければいけません。

屋根の形状、材質などに対する知識、施工方法、手順が間違っている、すでに雨漏りを起こしている屋根へのアプローチの仕方など、屋根の塗装はただ「塗った」というだけでは完了しないのです。

気をつける屋根とは

屋根材に用いられている材質と塗料の相性には、気をつけなければいけません。

窯業系のサイディングに弾性塗料を塗ると、劣化の原因となってしまいます。

そもそも窯業系のサイディングボードには、断熱性素材が組み込まれています。

その素材に弾性塗料を塗ってしまうと蓄熱し、通気性を失ってしまいます。

結果として塗膜が伸び、風船のように膨れ塗膜が剥がれてしまうのです。

光触媒やフッ素などでコーティングされているサイディングに再塗装を行う場合には、しっかりと前の塗装を落としきってから施工しなければいけません。

まとめ

ただ塗料を塗るだけと思われがちな「屋根塗装」ですが、しっかりとコーキングをカットするなど、屋根ならではのノウハウが必要な専門性の高い工事であることを把握しておきましょう。

そして、その知識をしっかりと有した専門の業者に任せるということが、トラブル回避への近道となります。

雨

屋根塗装を雨の日に行ってはいけない理由

建物にとって、屋根はとても大切なパーツです。

雨や直射日光から建物を守ってくれています。

そんな強い屋根なので、もちろん雨にも強いと思います。

では屋根塗装は雨の日に行っても大丈夫なのでしょうか。

屋根塗装とは

屋根塗装とは、屋根の劣化を防ぐために施すものです。

メンテナンスを怠っていると屋根が劣化し、雨水が侵入してしまいます。

屋根が直接防水機能を担っているというわけではありませんが、雨水の侵入を防ぐ第一関門なのです。

屋根塗装により、屋根材の防錆性が高まります。

防水性、防錆性が高まることで屋根自体の劣化を抑え、結果的に長持ちする家を保つことができます。

屋根が傷み雨水が侵入すると柱や梁を腐食し、建物の耐久性が劣化します。

室内に雨水が侵入した場合には、すでに手遅れな場合も多く、屋根裏は水がしみた状態になっており、カビやシロアリの温床になっている場合も少なくありません。

屋根塗装には遮熱、断熱の効果も期待されています。

最近では遮熱性、断熱性に優れた塗料も開発されており、冬場や夏場の冷暖房費を抑えることにも役立ちます。

雨の日に屋根塗装はできるのか

屋根は常に雨にさらされているものですので、雨の日にでも屋根塗装はできるのではと思う方もいると思いますが、答えは「NO」です。

雨の日に屋根塗装を行ってしまうと、様々な不具合が生じてしまいます。

屋根塗装中に塗料に雨水が混入してしまう可能性が高く、混入すると仕上がりが美しくなりません。

雨水で薄まった塗料は、寿命が短くなってしまうのです。

屋根塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」と幾度か重ね塗りを行いますが、重ね塗りもうまくいかなくなってしまうのです。

中でも「下塗り」は重要で、雨が降っている中で塗装を行うことで、「中塗り」「上塗り」の塗料が付着しにくくなり、剥がれやすくなってしまいます。

雨だけでなく、多湿の日も屋根塗装は避ける方がよく、湿度が高い状態では塗装が乾燥する段階で白濁してしまう可能性があります。

トラブルを避けるためには

雨の日に屋根塗装を行わないということは、業界としては常識です。

しかし、雨の日にも塗装を行う業者がいることも事実です。

屋根塗装には足場を組む必要があり、工期が伸びることによって足場のレンタル費がかさみます。

雨続きの場合に工期が押すと他の工事にも関わってしまうため、強行してしまう業者がいるのです。

ただし、これは業者側の見解で、施主側には雨が降ったからと言って追加料金が発生することは基本的にはありません。

基本的に雨で工事ができないことも考慮して日程を組んでいるからです。

もし雨の日でも屋根塗装などを行っている場合には、注意が必要です。

そのためにも適切な業者を選ぶということは、非常に重要な項目になってきます。

まとめ

屋根塗装などは専門分野なので知らないことが多いのですが、正しい知識を持って疑問のあることはすぐに確認できると安心です。

工期は、あらかじめ余裕を持ってスケジュールを行い、備えておくと慌てずに済みます。

高い金額が発生する屋根塗装なので、信頼できる業者を選択するということは何より重要で、せっかく施工したのにすぐにひび割れてしまったなど、どのようなトラブルが起きないようにしましょう。

屋根カバー

屋根塗装とカバー工法ではどちらが良いのか

家を建てるときやリフォームをするときには、様々なものを決めていかなければいけませんが、多くの工法や材料があって迷ってしまいます。

その建物によっては、環境によって向き不向きもあります。

ちょっとした知識を持っておくことで、業者の方との打ち合わせもスムーズに進みます。

そこで屋根について紹介していきます。

屋根塗装とは

屋根は建物にとって、とても大事なパーツです。

屋根塗装は外観の美しさを演出するという役目もありますが、その大切な屋根を保護するという大きな役割があります。

屋根塗装を行わず、そのままの状態で放置しておくと、屋根が劣化してしまいます。

その劣化した箇所から雨水が入り込み、建物内部に侵食していきます。

やがて雨漏りとなって室内に染み出したり、梁や柱を腐らせ、シロアリの温床になってしまいます。

屋根だけで雨水の侵入を防いでいるというわけではありませんが、雨水の侵入を防ぐ第一関門であるには変わりなく、屋根塗装を適切に行っていくことが建物を長持ちさせる大きなポイントになります。

最近では様々な塗料が開発され、遮熱や断熱効果のある製品を使用することにより、夏の暑さや冬の寒さから建物を保護します。

結果として、冷暖房費の削減につながるのです。

カバー工法とは

屋根塗装に対して、カバー工法というものがあります。

この工法は、既存の屋根の上に防水シートと新しい屋根材をかぶせる施工方法です。

屋根を剥がして張り替える「葺き替え」工事では、非常に手間がかかります。

古い住宅ではアスベストが含まれている可能性があるため、屋根材の処分費が高額になってしまいます。

対して「カバー工法」の場合、解体工事を伴わないので期間的にも短く、コスト的にも抑えることが可能です。

一般的には、「スレート屋根」に「ガルバリウム鋼板」などを重ねるケースが多く、「ガルバリウム鋼板」以外には「アスファルトシングル」や「ジンカリウム」などを用いたりもします。

最近では新しい製品もたくさん展開され、瓦屋根風に仕上げることのできる軽量瓦なども選択することができます。

カバー工法のリフォーム相場は、1平米あたり8000~10000円程度となっています。

切妻屋根や片流れ屋根などのような面が少ない屋根で当然費用は安くなり、方形屋根や寄棟屋根など面の多い屋根は割高になります。

屋根塗装、カバー工法の向き不向き

どちらにもメリット・デメリットがあり、建物の形状、状態、予算、施主の好みを考えて、総合的に最適なものを判断する必要があります。

屋根塗装の場合には、予算は低く抑えることができます。

しかし築年数が進み、屋根自体がすでに劣化している場合には、塗装だけのメンテナンスで終わらない可能性も考えられます。

屋根の材質がアーバニーやパミールなど、塗装のできない材質の場合には不可となります。

カバー工法の場合は、一度カバー工法を施せば、比較的長くメンテナンスが不要になります。

瓦葺きなどと比較して重量が軽くなるため、地震などの心配が軽減されます。

様々な材料があり、家のイメージをガラッとチェンジすることも可能です。

築年数が古く、屋根のメンテナンスが必要な場合にも、カバー工法の方が向いていると言えるでしょう。

まとめ

屋根塗装もカバー工法も、メリット・デメリットがあります。

適合・不適合もあるので、専門の業者に診断してもらうというのは必須です。

素人目では、なかなか判断のつきにくい箇所です。

安心して納得の工法で工事を行えるように、施主側もしっかりとした知識を持っておくということはとても大切です。

屋根塗装

屋根塗装で雨漏りは防げない?その理由を解説

建物にとって、雨漏りはとても重要な問題です。

天井のシミや実際に部屋に水が落ちてきた時には、既に天井裏などに水が広がっている可能性が高く、早急に対応しなければいけません。

では雨漏りに対しては、どうすれば良いのでしょうか。

屋根塗装で雨漏りを防げるのでは、という意見もありますが、実際はどうなのかも紹介していきます。

雨漏りの原因

天井のシミや水が落ちてきたなどで、雨漏りに気がつくことが多いと思います。

雨漏りは屋根や壁面などが何らかの要因によって破損など不具合を起こし、そこから雨水などが侵入してくることから発生します。

経年劣化による防水のキレ、施工ミス、雨どいなどのつまり、台風などでの破損によって引き起こされます。

屋根側の浮きやズレ、外壁のひび割れ、コーキングなどによる必要箇所のめずまりなど、一見して分かりにくいものも多く、複数の要因が重なりあって起こる場合も多いのです。

雨漏りをしっかりと直すということは建物にとって非常に大切なことなので、原因を特定して修繕するということが重要です。

屋根塗装の目的と効果

雨漏りを起こした際に、屋根塗装を行うことで雨漏りが改善するという話があります。

実際はどうなのかですが、答えはNOです。

今現在、雨漏りをしている場合には、まずはその原因を特定しなければいけません。

原因を直さないまま屋根塗装を行ったとしても、ほぼ雨漏りの改善は見込めません。

そもそも屋根というのは、雨水が侵入してくると想定されて設置されているのです。

その侵入してきた雨水を、外に逃がす処理が施されているのです。

二段構えで防水を行っているというわけです。

現在、雨漏りがしているという場合には、二次防水も突破されているということになります。

一次防水である屋根を修理したとしても、二次防水を直さなければ完全な状態には至らないのです。

そもそも屋根塗装の本来の目的は、景観的観点、屋根材の保護(一次防水)、遮熱機能などです。

雨漏りの対処法

雨漏りは一体何が原因なのでしょうか。

まず気をつけなければいけないのが、雨漏りなのか、結露なのか、水漏れなのか、害獣ではないのかということです。

そして雨漏りであった場合には、実際にどこから雨水が侵入しているのかを特定しなければいけません。

予想や憶測では、雨漏れは直りません。

専門業者に依頼して散水検査などを行い、侵入箇所を特定し、その箇所へのアプローチを行うということが必須です。

まとめ

建物にとって水の侵入は腐食やカビの原因となり、とても深刻です。

湿った住居はシロアリの好む環境となり、さらに悪循環を起こす可能性があります。

雨漏りに気が付いたら、できる限り早急に信頼できる業者に依頼することをおすすめします。

業者選び

屋根塗装業者の選び方について

屋根塗装は屋根材に塗膜を施して、仕上げていく工事です。

その施工を行ってくれる業者は、数多くあって施工店選びに迷う方は少なくありません。

初心者の方は、何を基準に選べな良いのかわからないことでしょう。

そこでここでは、屋根塗装を行う業者選びの方法について、ご紹介していきます。

屋根塗装ができる業者

屋根塗装業者と言っても、さまざまな会社で施工が出来ます。

その一部をご紹介します。

工務店

工務店は新築からリフォームまで幅広く施工が行える建設会社です。

その中で、塗装工事も対応できます。

幅広く対応出きるため、屋根塗装が出来ない場合にカバーや葺き替えといった依頼も可能です。

(塗装出来ない場合とは、雨漏りしている、屋根材の劣化が激しく塗料が密着しないような状況です)

リフォーム会社

リフォーム会社は、外装、内装トータルリフォームを専門に行っている会社です。

工務店同様に、塗装工事、塗装工事以外も依頼できます。

注意点として、リフォーム会社の場合は外注業者を利用していることがほとんどです。

そのため、費用面が割高となりやすいため、そこはデメリットとなります。

ホームセンター

ホームセンターでも屋根塗装を依頼することができます。

ホームセンターに申し込むと登録している加盟店を紹介してくれます。

登録店の中には、工務店、リフォーム会社、塗装店とさまざまです。

費用面では、加盟店への手数料などが発生するため割高となりやすいです。

塗装店

塗装業を専門に扱っているのが、塗装店です。

屋根塗装は、もちろん対応可能です。

自社施工で行っている会社がほとんどです。マージン費用が発生しないため直接価格で施工できます。

しかし、塗装店は工務店やリフォーム会社などの下請けとして仕事していることが多く、探すことが難しいです。

自分で見つけても、保証や施工品質など見極めるのが難しいでしょう。

屋根塗装業者の選び方

屋根塗装をできる業者はさまざまです。

その中で個塗装店に依頼できるのが一番ですが、見極めが難しいです。

ここからは、個人塗装店の中でもしっかりと見極めるための条件をご紹介します。

地域密着

地域密着対応はとても重要な条件の一つです。

近いと安心感がありますし、トラブル等あった場合にすぐに対応してくれやすいです。

自社施工店

塗装店の場合は、ほとんど自社施工店ですが、これも大事な条件です。

直接頼むことで、費用を抑えることができるからです。

リフォーム会社を相見積もりをすると違いに気づくでしょう。

その差は、数十万円になることもあります。

保証が出る

これは全体条件ですが、施工保証の確認が絶対必要です。

一般的には、5年~10年です。

塗料によって保証年数が違ってきます。

必ず、保証書を出してくれる業者を選びましょう。

まとめ

屋根塗装は業者を間違えると、費用が割高になったり、施工品質も差がることがあります。

しっかりと、比較検討して選んでいくことが重要です。

屋根の種類

屋根材の種類とは?塗装の必要の有無についても解説

各メーカーから製造販売されている屋根材。
昨今ではリフォームの需要も高まり、商品の数は非常に多岐にわたります。
しかし屋根材は大きく分けると数種類に分類することが出来ます。
それぞれ塗装の必要性などが異なる為、紹介していきたいと思います。

屋根材の種類

スレート(コロニアル・カラーベスト)

スレート屋根は現在最も多くの住宅に使用されている屋根材です。
スレート以外にも、コロニアルやカラーベストという呼ばれ方もされますが、概ね同じ仕様です。
スレート屋根はセメントに繊維質を混合させて成形された屋根材です。
ひと昔前だと成分にアスベストが含まれている屋根材も多くあります。
スレート屋根は安価でデザイン幅が広いことから普及率が高い屋根材ですが、屋根材自体は水を吸い込む素材で出来ております。
その為、塗装によるメンテナンスが欠かせません。
仮に塗装のメンテナンスが行き届いておらず水分を吸い込んでしまうと、屋根材の強度が低下し、ヒビや割れなどの不具合の発生の原因となります。

ガルバリウム(金属系)

金属系の屋根も古くから使用されている屋根材です。
昔は金属といえば「トタン」のイメージが強くありましたが、昨今では「ガルバリウム」を使用しています。
ガルバリウムとはアメリカで開発された鋼板で、アルミニウム55%、亜鉛43.3%、シリコン1.6%という配分で作られています。その為、トタンに比べて非常に錆びにくい金属板です。しかし、全く錆びない訳ではありません。
その為、雨を弾く為に塗装によるメンテナンスが必要です。
また、下塗りでは錆止めを塗るなどの下処理も必要となります。

ガルバリウム屋根の中には、表面を塗装で仕上げるのではなく、天然石粒を吹き付けることで仕上げられる屋根材があります。その場合、塗装は不要でメンテナンスフリーな屋根材です。

屋根といえば瓦というイメージも強いのではないでしょうか。
また、「瓦は塗装メンテナンスが不要」と言われがちですが実際には少し違います。
瓦も成分により種類が分類されます。
塗装が不要なのは「セメント瓦」と「モニエル瓦」のみです。
「スレート瓦」はスレート屋根と同様、塗装によるメンテナンスが必要なので注意しましょう。

まとめ

屋根材は種類により塗装の有無が異なります。
自宅の屋根材が何を使用しているか改めて把握し、必要なメンテナンスを行うことで屋根材を長持ちさせましょう。