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屋根塗装を行う目安とは?適切な時期や見分け方を解説

「屋根は定期的に塗装メンテナンスを行う必要がある」という認識がある方は多いと思います。しかし塗装を行うタイミングを明確に把握できている方は少ないのではないでしょうか。
ここでは屋根の塗装メンテナンスを行う目安について解説していきたいと思います。

屋根の塗装は定期的に行う必要がある

屋根材は塗装を施すことで膜を張り、その美観や機能を保っています。
その塗装膜は風雨や紫外線に晒されることで自然と劣化をしてしまいます。
屋根材を守る塗装膜が無くなってしまうと、屋根材が雨水を吸収したり、強度を失いヒビが入ったり、割れたり、反ったりと様々な不具合が発生してしまいます。
屋根材の不具合で済めばまだ良いですが、最悪の場合は雨漏りや木軸の腐食などと、簡単に取り返しがつかないほどの大きな被害に発生してしまいます。
それらを守る為にも、屋根は定期的に塗装を行うことで、屋根としての機能を保ち続ける必要があります。

塗装は多く行えば良い訳ではない?

「屋根の塗装は10年に1度行いましょう」という情報をよく目にすると思います。
しかし「より屋根を安全に守る為にも5年に1回塗装すれば良いのでは?」と考えてしまう方もいるでしょう。
しかし、屋根の塗装は多く行えば良い訳ではありません。
屋根塗装を行う際、塗膜をしっかりと屋根材と密着させるためにも、「プライマー」という接着剤を効果を果たす下塗材を塗布します。
この下塗材が劣化する前に、次の塗装を行っても、新しい塗膜がしっかりと屋根材に密着しない為です。
その為、屋根の塗装を行うタイミングは、早くてもダメ、遅くてもダメで、「適切なタイミングで行う」必要があります。

塗膜の劣化状況の見極め方

塗膜の劣化は肉眼で見極めるのが非常に困難です。
その為、塗膜が劣化しているであろうと判断する目安を紹介します。

塗装膜の耐久年数から判断する

塗料にはおおよその耐久年数が存在します。
一般的グレードであるシリコン塗料の耐久年はおおよそ15年、ラジカル塗料はおおそよ18年、ウレタン系はおおよそ12年など、それぞれです。
自宅の屋根に施されている塗料のグレードを把握しておき、「そろそろ耐久年数を向かえるころかな」という時期に、業者へ調査依頼を行うという方法がおススメです。

塗膜の白亜化現象から判断する

塗装膜は経年で劣化することで白亜化し粉状になります。
その為、劣化部を手で触ると、手に白い粉が付着します。
この現象が発生している場合、塗膜が劣化していると判断できます。

まとめ

屋根塗装は屋根材を守るうえで大切な工事です。
しっかりと工事時期の目安を把握し、適切なメンテナンスを行いましょう。