外壁塗装には欠かせないというイメージの強い足場設置。
「屋根塗装は屋根の上で作業を行うから足場は要らないのでは?」と思う方もいるかもしれません。
ここでは屋根塗装に足場設置が必要な場合や、必要でない場合などのケースを紹介していきます。
屋根塗装に足場は必要?
外壁塗装や張替え工事のために足場が設置されている現場を見かけることは多いと思います。足場を設置する主な理由として、2階部分の作業を行う為という目的があります。
では屋根塗装ではどうでしょうか。
屋根塗装を行う際、塗装屋さんは屋根の上を移動しながら塗装作業を行っていきます。
その為、多くの方は「屋根塗装には足場が要らない」という認識を持っているかもしれません。
しかし屋根塗装では足場が必要な場合があります。また反対に足場が不要な場合もあります。
それぞれどのようなケース場合か紹介していきます。
屋根塗装における足場が必要な場合
急こう配の屋根
屋根は家の形状や使用する屋根材によりそれぞれ勾配が異なります。
寄棟屋根などは比較的緩い勾配になりますが、片流れ屋根などは急勾配となり屋根の上を歩くことが困難となります。
そういった場合、落下防止用に足場を組む必要があります。さらに勾配が急だと屋根の上にも「屋根足場」を組む必要があります。
3階建て
3階建ての場合はかなりの高所作業となります。
落下した際の危険性が増すだけでなく、作業道具の運搬も困難となる為、足場を組む必要があります。
大掛かりな補修が必要な場合
屋根塗装は塗膜を塗るだけではありません。
屋根材にヒビや割れなどの不具合がある場合、塗装前に屋根材の補修を行う必要があります。補修が大掛かりになれば、作業用の足場が必要となります。
屋根塗装における足場が不要な場合
勾配が緩い
屋根勾配が緩い場合は足場を設置しなくても塗装作業を行うことが出来ます。
また陸屋根といった歩く前提で作られた屋根でも足場は不要です。
部分足場で足場代を節約
足場代は¥100,000~と決して安い金額ではありません。
また直接的に家のメンテナンスとなる金額では無い為、なるべく費用を抑えたいところです。そこで少しでも足場を抑える方法を紹介します。
足場は家を囲うようにして設置をするイメージが強いかもしれませんが、一部だけ設置するということも可能です。このように設置面積を最低限にし、足場代を節約できます。
まとめ
屋根塗装における足場は必ず必要というわけではありません。
工事前に業者と打ち合わせを行い、足場必要性の有無を把握しておきましょう。